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​上演によせて

演出：秋葉由美子

人前で言葉にしなくても、心が痛む経験をしたことのある人は、とても多いのではないかと思います。そんな時、心がホッと癒される空間があったら、それだけで明日へと向かうエネルギーをもらえるような気がします。美味しいパンと1杯のコーヒー、いつも側にいてくれる人たちや動物、ずっと見守っていてくれる人形…そして、大好きな花。喫茶ミミズクに集まる人たちは、それぞれが色々な想いを抱えながらも、ここでコーヒーを飲みながら心の洗濯をして、過去から未来へと歩き出す。

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そんなあたたかい空間を、あたたかいお芝居を、み群杏子さんの素敵な脚本を元に、キャストさん、スタッフさんたちと一緒に丁寧に紡いでいけたらと思っています。

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劇団大樹さんの30周年の集大成として、最終公演という新たな旅立ちの前の節目の公演として、微力ながら関われることに幸せを感じています。ぜひ1人でも多くの方に、見届けていただけますように。

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秋葉由美子（舞台演出家。演技指導者）東京都出身。 玉川学園女子短期大学教養科芸術文化(音楽・演劇)コース卒業。 1997年より老舗児童劇団・劇団若草の演出部にて幼児、小学生、中学生クラスを中心に年2～3 本ペースで演出作品を発 表しながら、日生劇場、明治座、帝劇、青山劇場等にて商業演劇の現場担当も務める。 2007年退団、演出家として独立。 以降、2歳から97歳まで、新人からベテランまで、幅広い俳優達と創作活動を行いながら、芸能事務所、俳優養成所、専門 学校等での演劇教育や演出にも力を入れている。 2012年、劇団・ゆみねこ企画を旗揚げ、8年間主宰・演出を担当。 2021年、友人の女優・鈴木愛子と共に合同会社きよみずを設立、副社長に就任。演劇や映画やイベントの企画制作、演出 を担当。 現在、東京アニメーションカレッジ専門学校で演技講師を務める。一般社団法人日本演出者協会会員。

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